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Windows 2000以降にサポートされたダイナミックディスク機能

MS-DOSの頃から使用されていたベーシックディスクしか存在しませんでした。
最近のOSは通常ベーシックディスクは使用しています。

対応している OS は

・ Windows2000 SP4
・ Windows XP Professional
・ Windows Vista Enterprise および Windows Vista Ultimate
・ Windows 7 Professional以上

ダイナミックディスクでハードハードディスクを管理すると、1つのディスクを制限なく、いくつも
のパーテンションに分割したり(従来は4区画まで)、パーテンションサイズの動的拡張が可
能になったり、今まで以上に柔軟で便利にディスク構成が可能となりました。

1台のパソコンで
ダイナミックディスクとベーシックディスクとを併用することはできますが、1つの物理ディスク
にはダイナミックボリュームとベーシックボリュームを混在させることはできません。

「ダイナミックディスク」は、新しいハードディスク管理方法であり、具体的には以下のような特
徴、メリットがある。

・ 領域(ボリューム)作成数に制限がない
・ 領域サイズの拡張が自由に行える
・ ストライピングを行える [ ボリュームの種類 ]

ダイナミックディスクは、一般的なパーティションとはまったく異なる概念を持ち、仕様的に
もかなり先進的です。
通常のディスク管理は「パーティション」と呼ばれるものは、ダイナミックディスクでは
「ボリューム」 と称され、以下のボリュームを作成することができる。

  1. シンプルボリューム

    普通のボリューム。通常の 「パーティション」(区画) にあたる。
    1つのディスクから構成することができる、もっともシンプルなボリュームです。
    あとから同一ディスク内の未割り当て領域を追加して簡単に容量を拡張できます。

  2. スパンボリューム

    シンプルボリュームのボリュームサイズを拡張したのが「スパンボリューム」です。
    通常パーティションと違い、不連続の領域を1つのドライブとして扱うことができ、 別ハードディ
    スクの領域も連結することができる。
    WindowsNTではボリュームセットと呼ばれていたもので、複数の物理ディスクを合わせて、
    1つのボリュームとして利用できる機能です。
    最大32個の ディスクにわたって作成でき、いつでも拡張して容量を増やすことが可能です。
    なお、スパンボリュームを構成するディスクが1台でも壊れてしまうと、スパン ボリューム上の
    すべてのデータにアクセスが不可になるので注意が必要です。
  3. ストライプボリューム

    複数台のハードディスクに対して同容量のボリュームを作成し、データを分散して 書き込むボリューム。
    つまり 「ストライピング」 です。

    このように、通常パーティションの欠点を払拭する、非常に多機能なダイナミックディスクだが、
    通常ダイナミックディスク使用することは絶対的にオススメしないです。

    まず、ディスク系の

    • ツール全般
    • OSバックアップソフト
    • パーティションツール
    • マルチブートソフト
    • CDブート系メンテナンスツール


    などのほとんどが、この「ダイナミックディスク」に非対応が多い。(ほとんど非対応)
    つまり緊急時やメンテナンス時に何もできない事態になりかねない。

    また、XP Professional / Windows Vista Professional / Windows7 Professional の
    ハードディスク管理方法のため、システムトラブル時に Home Editionマシンにハードディスク
    を移管してもデータファイルに触れることもままならず、Home相当を導入したときにも、ハードデ
    ィスクの内容を読み込めないという困った事態になる。
    データを大切にする、システムに柔軟性を持たせる、OSバックアップを行うなどのあらゆる場面
    を考えても、ダイナミックディスクの適応は危険すぎる。

  4. ミラーボリューム

    ディスク障害時にシステムを停止することなくユーザが継続して資源を使用し続けることを可能
    にする機能です。
    2台のディスクと同じ容量の2つのボリュームを使い、一方のボリュームに格納されている情報
    をもう一方のボリュームに複製することでデータの冗長性を実現します。

    ミラーは必ず別の物理ディスクに置かれ、物理ディスクの1つで障害が発生すると、システムは
    もう一方のディスクに置かれているミラー化されたボリュームを使って処 理を続けます。

  5. RAID5ボリューム

    ディスク障害時にシステムを停止することなくユーザが継続して資源を使用し続ける ことを可能
    にする機能です。

    RAID5は「パリティ情報」と呼ばれる冗長 データを全てのディスクに分散して格納することで、
    1台のディスクに障害が発生したとき、壊れたディスクのデータを再生成することができます。

    特徴として システムボリュームやブートボリュームに使用することはできません。

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