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2021年06月03日 更新

■調子の悪いWindows PCをメンテナンスする方法

動作が不安定なWindows10のメンテナンス手順を解説します。

- 3つのメンテナンス方法 -
  1. パソコンの調子が悪い時の症状
    1. Windows Updateに何度も失敗する
    2. ソフトのインストールでエラーが出る
    3. ソフトのアンインストール(削除)ができない
    4. 動きが固まるときがある
    5. なんだか動きが遅い
        部品の劣化・故障が原因の場合もあります。

  2. 調子が悪いパソコンに試すべきこと
    1. セーフモード起動

      セーフモードとは
      「必要最小限の構成でWindowsを起動させるモード」です。

      パソコントラブルの診断時によく使われます。

      Windowsが起動しない時、セーフモードだと起動することがあります。

      これによって、システム不良(導入したドライバー不具合)か機械的故障なのかを切り分けできます。

      セーフモードには自動修復効果があり、サクッとメンテナンスができるのでおすすめです。

        [ セーフモード起動をする手順 ]
      1. 左下のスタートボタンをクリックする。
      2. ファイル名を指定して実行 をクリックする。
      3. msconfig と入力して OK をクリックする。
      4. システム構成ウインドウが開く。
      5. ブートタブ をクリックする。
      6. ブートオプションの□ セーフブート(F) にチェックを入れる。
      7. 適用 -- OK をクリックする。

      8. Windowsが再起動する。
      9. 壁紙がなく真っ黒なデスクトップ画面で起動すれば、Windowsはセーフモードで起動しています。

        画面四隅に「セーフモード」と表示がされ、画面上部には現在のWindowsのビルド番号が表示されます。

        これがセーフモードです。

        「必要最低限の機能で動作している状態」で起動している。

        セーフモードでパソコンが起動しない場合、

        ・機械的故障がある
        ・システム不良が深刻

        のどちらかの可能性があります。

        近くのパソコン修理屋に問い合わせされることをおすすめします。

        セーフモード起動をするだけで、Windowsの修復効果があります。

      10. セーフモードが起動したら特に何もしない。
      11. 左下のスタートボタンをクリックする。
      12. ファイル名を指定して実行 をクリックする。
      13. msconfig と入力して OK をクリックする。
      14. システム構成ウインドウが開く。
      15. ブートタブ をクリックする。
      16. ブートオプションの□ セーフブート(F) にチェックを外す。
      17. 適用 -- OK をクリックする。

      18. Windowsが再起動する。
    2. DISM.exeの実行

      DISMとは
      「オンラインの自動修復機能」と思って下さい。
      Windows 10 でシステム ファイル チェッカーを使う
        [ DISM.exeの実行 ]
      1. 左下のスタートボタンをクリックする。
      2. Windows PowerShell(管理者) 又は コマンドプロンプト(管理者) を左クリックします。
      3. ユーザーアカウント制御画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
      4. 背景が黒いウインドウが表示される。
      5. DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth と入力し、Enterキーを押します。
        ※上記コマンドはコピー&貼り付けすることも可能です。

        DISMには複数の種類がありますが、今回入力したコマンドは

        ・システムのチェック
        ・不具合が見つかった場合自動修復

        をどちらも行ってくれます。

        開始すると、ステータスが表示されます。
        パソコンによってかかる時間は異なりますが、経験上一時間ほどかかるパソコンもあったので、
        しばらく放置しましょう。
        「復元操作は正常に完了しました」 と表示されればOKです。


      6. このウインドウを閉じて、Windowsを一度再起動することをお勧めします。
    3. SFC.exeの実行

      SFCとは
      DISMとよく使われるWindowsの修復機能です。
      Windows 10 でシステム ファイル チェッカーを使う
        [ SFCスキャンをする手順 ]
      1. 左下のスタートボタンをクリックする。
      2. Windows PowerShell(管理者) 又は コマンドプロンプト(管理者) を左クリックします。
      3. ユーザーアカウント制御画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
      4. 背景が黒いウインドウが表示される。
      5. sfc /scannow と入力し、Enterキーを押します。
        ※上記コマンドはコピー&貼り付けすることも可能です。

        スキャンが開始すると、「システムスキャンを開始しています。これにはしばらく時間がかかります。」と表示されます。

      6. 検証が完了し

        Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでしたと表示された場合
        特に問題は見つからなかったことを意味します。


        Windowsリソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらは正常に修復されましたと表示された場合

        破損していたシステムファイルの修復がされています。
      7. このウインドウを閉じて、Windowsを一度再起動することをお勧めします。
    4. デフラグの実行

      デフラグとは
      「データ記憶装置の断片化解消」です。

      ただ、こちらは「効果が出ればラッキー」程度にお考えください。
      Windows7・8.1までは手動でデフラグする必要がありましたが、Windows10からは自動で行われます。

      個人使用でのみですが市販の Defraggler(無料) 又は PuranDefrag を使用する方法もあります。

      また、現在主流のSSDではデフラグは不要です。

      ※代わりにTRIMという機能があります

      デフラグが完了したら、Windowsを一度再起動することをお勧めします。
  3. 最終手段

    時間はかかりますが、これが一番効果があります。
    Windows上書きインストール (個人情報などは引き継ぐを選択する。)