メールヘッダー情報の見方 [ Outlook Expressの場合 ]


調査対象のメールを右クリックしプロパティをクリックします。

詳細をクリックします。
ヘッダーの詳細

各項目について
Return-Path メール配信エラーが発生したときのエラーメッセージ通知先メールアドレス。
Received メールが配送されたルートを示します。
Received:の数だけサーバーを経由したことになります。
受信したメールは、上のサーバー(Received:)がその下のサーバー(Received:)よりメールを引き渡されたことになります。

例]あなたが、Bさんにメールを送信したとします。
Received(最上部)Bさんに到着
Received Bさんのメールサーバーに到着する1つ手前で経由されたサーバー(経由したサーバーの数だけ表記されます)。しかし、偽装し増やすこともできます。
Received (最下部)あなたが送信したときに使用されたメールサーバー
Message-ID メールごとに異なる識別番号(ID)
From 送信元のメールアドレス。
4種類のパターンがあります。
From: address/From:<address>/From:Full Name<address>/From: address(comment) メールソフトの設定で内容は書き換えられます。
TO 宛て先に指定した名前やメールアドレスが表します。
複数のメールアドレスが指定された場合、[,(カンマ)]で区切られます。
Subject メッセージの件名を表示します。
Date 曜日、月、西暦、時:分:秒 +0900で表示されます。
+0900とは、グリニッジ標準時から9時間進んでいることを表します。
送信元のコンピュータの日時指定が間違っていると、間違った時間を記録してメールを送信してしまいます。
MIME-Version MIME(Multipurpose Internet Mail Extensionsの略)とは、マルチメディア・データを扱うファイル形式です。
MIMEのバージョンを表します。
Content-Type メッセージの本文の種類を表します。
種類にはText、Image 、Audio 、Video、Application 、Multipart 、Message があります。
例えば「text/plain」とは通常のテキストを表します。
Content-Length メッセージの本文の容量を表します。
サイズは10進数表記のバイト数で表されます。
Content-Transfer-Encoding どのような方法でエンコードされたかが表されます。
例:Content-Transfer-Encoding: 7bit(エンコードなしの通常の7bit形式メール) Content-Transfer-Encoding: base64(MIME(BASE64)でバイナリーをASCIIテキストに変換)
X-PriorityX-MSMail-Priority メールの優先度を表します。
メールソフトごとにヘッダーの名前やその値の意味に違いがあるため、送信側と受信側で異なるメールソフトを使用すると、優先度に関する情報が正しく伝わらない場合があります。
X-Mailer 送信者が使用したメールソフトの名前を表します。
X-URL] ホームページから送信されたメールにつきます。
メールを送信したホームページのURLが記録されます。
Errors-To] 何らかのエラーが発生した場合に、指定したメールアドレスにエラーメッセージが送信されます。
Cc]Bcc] Ccカーボンコピーの略。複数の宛て先に同じ内容のメールを送信する場合に使用します。
受信者側で誰に同じメールが送信されたのかを知ることができます。
Bccブラインドカーボンコピーの略。Ccと同様ですが、受信者側では誰に送信されたのかを知ることはできません。
Replay-To 送信時と異なったメールアドレスに返信して欲しいときに指定します。
In-Replay-To メールに返事を書いたときに、どのメールに対する返事であるかを示すために使用されます。
このときのヘッダーは元のメールのMesseage-IDを収めています。
Organization 基本的に送信元が何の組織(グループ)に属しているかを送信元側で指定した場合にあらわれるヘッダー。
インターウェイでは「オプション」で任意の文字列を指定できる。
メールソフトを使ってメールを送信した場合、メールソフト上の設定を反映します。
X-UIDL POPサーバーが届いたメールを区別するために、メールごとに自動でつける場合がある。
Encrypted 暗号化情報
メールアドレスもIPアドレスも偽装することができます。

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