エクスプローラのソートを従来のWindowsと同じソート順にする。

XPでは、エクスプローラのファイル名の表示順序が従来のWindows 2000などとは少し異なっている。
具体的には、ファイル名中に数字列が含まれていると、その数値の「値」をキーとしてソートが行わ
れる。

まず数値以外の部分でアルファベット順にソートが行われ、さらに数値部分でソートが行われる。
ただし、1つのファイル名の中に複数の数値部分がある場合は、最初のものが対象となる。

XPでは、ファイル名の一部に昇順の番号を簡単に付ける方法が用意されている。

(ファイル名の末尾に、ゼロ・サプレスされた番号が自動的に付けられる)
大量のドキュメント・ファイルや、デジタル・カメラなどで撮影した写真ファイルに対して、このよ
うな方法でファイル名を付けた場合には、数値順で表示させた方が便利である。


でも意識して名前を付けている場合は従来のWindowsのソート順が便利だと思います。

レジストリを操作することにより、従来のWindows OSと同じ順番でソートさせることができる。
ただしWindows XPのSP1以降でのみ利用可能となっている。

■全ユーザーの設定変更
  1. 全ユーザーのエクスプローラの設定を変更するには、以下のレジストリを変更する。
  2. デフォルトでは NoStrCmpLogical という名前の値はないので、新規にDWORD型で作成する。
  • HKEY_LOCAL_MACHINE 中の \Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer キー
  • 名前:NoStrCmpLogical
  • 種類:DWORD
  • データ:1

■現在のユーザーのみの設定変更
  1. 現在ログオンしているユーザー(自分自身)のエクスプローラの設定を変更するには、以下のレジストリを変更する。
  2. デフォルトでは NoStrCmpLogical という名前の値はないので、新規にDWORD型で作成する。
  • HKEY_CURRENT_USER 中の \Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer キー
  • 名前:NoStrCmpLogical
  • 種類:DWORD
  • データ:1

以上のように変更して、再起動すると、ソート順序は従来のように変更されているはずである。
データの値を「0」にすると、元のWindows XP標準のソート順序に戻る。