■PDFに文字や図形が書き込める - PDF X-Change Viewer
Tracke sofware products社 が配布しているPDFビューワとコメントや図形が書き込めるフリーソフトです。
複数のファイルを開いたとき、各ファイルがタブで表示されるのは独自の機能です。
海外製のソフトですが、完全に日本語化されています。
ページの挿入など一部に機能で編集を行って保存した場合 "PDF X-Change Viewer" のマークが強制的
に挿入されます。有料の上位バージョンへアップグレードすると機能制限が解除されます。
PDF形式の申請書などは、普通だと手書きで書き込みする必要がありますが、パソコンで元のPDFとは別の
レイヤにテキスト文字などを書き込んで最後に合わせて保存するイメージです。
同じ書式を何回も使う様な時には便利です。
任意の場所へ文字を入力したり注釈を埋め込む機能も備えている。
PDFで作られた書式にタイプライターツールを使って赤色のテキストを書き込むことができます。
書内の任意のテキストなどを選択しアンダーラインや打消し線を引いたり、蛍光ペンでラインを
引いたようなハイライト表示にすることは可能です。
指定した部分にリンクを設置することもできます。
これらを描き込んだPDFは、上書き・別名保存することが可能です。
PDFファイルを画像ファイルとして出力することもでき、対応している出力形式は、
BMP / JPEG / GIF / PNG / TIFF / TGA / JPEG 2000 / PCX / WBMP / PBM / PGM / PPM /
JBIG2 / JNG / DCXなどになります。
注意)
インストールの途中で askツールバー をインストールするかどうかを選択する項目があるので、
必要ない方はチェックを外しておきましょう。
【主な機能】
- PDFビューワ
- 文字の記入(タイプライターツール、テキストボックスツール、吹き出しツール、コメントツール)
- 図形の記入(矢印ツール、直線ツール、四角ツール、楕円ツール、折れ線ツールほか)
- セキュリティーの設定
【上位バージョン(PRO)で追加される機能】
・ ページ操作(挿入、抽出、削除)・ ファイルの添付
・ コメントの操作
使用感は、 多機能な割に軽快に動く感じがします。
アイコンやツールバーのデザインも良くてビューワーとして使うのであれば軽快でおすすめです。
PDF XChange Viewerはフリーで文字や図形の記入やセキュリティーの設定ができるのが特に便利です。
機能的に優れているのでAcrobat Readerよりも重宝します。
挿入したフォントの種類や大きさの指定や図形の線の色や太さも変えることができ、機能として充分です。
Pro版の機能は、他のフリーソフトがあるので特に問題ないと思います。
例えば、PDFファイルの分割・結合・回転ができる pdf_as が便利です。
対応している OS は、
・ Windows7/Vista/XP/2000 (x86/x64)
・ WindowsServer2008R2/2008/2003R2/2003/2000 (x86/x64)
■編集・加工するファイルを開きます。
- 導入時に作成されたショートカットの「PDFXCview」をダブルクリックします。
- 『PDF-XChange Viewer』の初期画面が表示されます。
- 最初の[表示]⇒[ツールーバー]⇒[コメントとマークアップツールバー] にチェックを入れる。
- [表示]⇒[ツールーバー]⇒[プロパティツールバー] にチェックを入れる。
- [ツールバー]⇒[ファイル]⇒[開く]をクリックします。
- [開く] をクリックします。
- 編集・加工するファイルを選択する。
- 編集・加工するファイルが読み込まれます。
■PDFファイルに文字を書き込む手順
- [タイプライタツール] を クリックします。
※マウスポインタの形が変わります。 - 開始位置をクリックする。(薄いシアンのマウスポインタに変わる。)
- 文字を入力をする。
- フォントサイズ, 色などは左上で変更する。
- 入力した文字を入れたい場所に移動する。
最初から白い部分があれば直接そこを開始位置にして文字を入力する。
■PDFファイルに塗りつぶし文字を書き込む手順
すでにPDFに書かれている文字を修正したいときに行う手順です。- [テキストボックスツール] を クリックします。
※マウスポインタの形が変わります。 - 開始位置を決めドラッグします。
白の背景ですでにある文字は塗りつぶされます。
すでに枠がある場合はこのドラッグで枠線に重ならないように選択すること。
重なると元の枠が白で塗りつぶされます。
(※)ドラッグとは、マウスの左ボタンを押しながら、マウスを移動させることです。
微調整した結果
- [タイプライタツール] を クリックします。
- 適当な場所を選択して文字を入力する。
- 文字の種類や大きさを変える。
変更したいところをドラッグして範囲指定します。
文字の種類や大きさを変えます。 - 入力した文字を[テキストボックスツール] で選択したところに移動する。
入力した文字を選択するとクロスカーソルのマウスポインタになる。(移動可)
この例は、元の文字数と今回修正する文字数が違うので枠外(横)にも文字が書かれています。 - 枠色を透明(白)にする。
a.) [テキストボックスツール]で範囲指定した枠を選択する。(赤い枠 重要!!)
b.) 左上の赤枠内をクリックします。
c.) [輪郭色]の▼をクリックして [白] をクリックする。
d.) 枠の色が消えます。
e.) 次のような表示となります。
■図形( ○印 ) の 入力
- [楕円ツール]をクリックします。
※マウスポインタの形が「+」変わります。 - 開始位置を決めドラッグします。
- [輪郭色]から[黒]をクリックします。
※マウスポインタの形が「+」のままの場合、「Esc」キーを押します。
■『PDF-XChange Viewer』の終了方法
- 「アクティブなタブを閉じる」ボタン をクリックします。
- 「ドキュメントの保存の確認」画面で [はい] をクリックします。
■前ページに戻る ■TOP ■Windows Tips ■Home