マイネットークを開いて、ネットークに繋がれたコンピュータの一覧を参照する事ができます。 これは「ブラウザサービス」という機能があるからです。コンピュータの一覧を「ブラウズリスト」といいます。 しかし、ワークグループで共有しているコンピュータが時々見えなくなる事があります。 これはブラウズリストの参照先が分からなくなった時に発生します。 ブラウズリストが管理されている場所は、LANの中です。 しかしドメインサーバーの無いLAN上では、得に決まった位置がありません。
マイネットワークを開いた時、コンピュータはマスターブラウザから、ブラウズリストを取得して表示させます。 ( マスターブラウザはどのコンピュータでもなれます。 ) このマスターブラウザとして稼動しているパソコンの電源が OFF になると、 残りコンピュータはマスターブラウザに問い合わせますが、マスターブラウザは行方不明となる。 ( ブラウザリストをどこに問い合わせればいいか分からなくなります。) つまり、ワークグループ(隣のパソコン)が見えない状態になります。 コンピュータが時々見えなくなる理由はここにあります。 残りのコンピュータの内1台がマスターブラウザになるために、新規に情報(ブラウズリスト)を取得します。 情報取得が完了すると、再びブラウズリストが参照できる様になります。 マスターブラウザはLAN上のパソコンを移動します。
でもかなり取得するのに時間がかかる場合があります。 最初から一番長く稼動すると思われるパソコンに設定する方が安定します。 そこでレジストリを変更して、マスターブラウザを手動で設定する方法があります。
どのパソコンがマスターブラウザとして設定されているかを調べるには、browstat.exeが必要になります。 WindowsXPインストール初期状態では搭載されていないので、Windows CDのSUPPORT\TOOLSフォルダにあるSETUP.EXEを 実行して、別途インストールする必要があります。 browstat はサポートツール等に同梱。最新版はたぶん下記からダウンロード可能 Windows XP Service Pack 2 サポート ツール
Microsoft Windows XP (C) Copyright 1985-2001 Microsoft Corp. C:\Documents and Settings\ユーザー名> browstat status |
Microsoft Windows XP (C) Copyright 1985-2001 Microsoft Corp. C:\Documents and Settings\ユーザー名> browstat status Status for domain MB-Support on transport \Device\NetBT_Tcpip_ {914621F3-C320-47B6- AA5D-0F193G7R21E8} Browsing is active on domain. Master browser name is: xxxxxx ←現在のマスターブラウザ Master browser is running build 2600 |
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