メールヘッダー情報の詳細 OutLookExpressの場合はここを参考にしてください.


*メールヘッダーはメールを書くユーザ・インターフェース・プログラムによって多少の違いがあります。
これは、ヘッダ情報に必須のものとオプションのものがあるためです。

メールヘッダー例
From: ******* <****@***.**.**>
To: ****@***.**.**
Date: Tue, 05 Sep 2000 13:00:30 +0900
Subject: *********
Return-Path: <****@***.**.**>
Received: from ***.*** (**.*** [***.**.**.**]) by ***.**(8.10.2/8.10.2) with ESMTP id ***7335 for <**@***.**.**>; Tue, 5 Sep 2000 12:59:47 +0900
Received: from ****(***.***** [***.***.**.**]) by ***.*****(Mirapoint) with ESMTP id *****; Tue, 5 Sep 2000 12:59:45 +0900 (JST)
Message-Id: <**************.****.****@***.**.**>
MIME-Version: 1.0
Content-Type: multipart/mixed; boundary="----=_NextPart_000_000C_01C2C6B9.DA8FC5E0"
Content-Transfer-Encoding: 7bit
X-Mailer: Microsoft Outlook Express 5.50.4807.1700
X-UIDL: ****************************



-説明-
【From:】
・送信元のメールアドレス。
・「From: 」には以下の 4種類のパターンがある。

From: address
From: <address>
From: Full Name <address>
From: address (comment)

【To:】
・送信先のメールアドレス。
・複数のメールアドレスが指定された場合、「,(カンマ)」で区切る。

【Cc:】
・「Carbon Copy 」(カーボンコピー)の略で、「To:」で指定した宛先に送信されるメールと同じ内容のものを、「Cc:」で指定した宛先にも送信することが出来る。
また、Cc:ヘッダーを見ることで、受信者側でもこのメールのコピーがどのアドレスに送られたかが分かる。

【Date:】
・メールが送信された時刻を表す。
下記のように曜日、日、月、年、時間、時刻ゾーンという順番に表示される。

 例)Date: Thu, 3 Sep 1998 15:43:27 +0900

※時刻ゾーンとはGMT(グリニッジ標準時)を基準にして何時間の時差があるかを表す。
GMTを基準にして時間が進んでいるときは「+」、遅れているときは「-」で表示される。
日本の場合はGMTに対して9時間進んでいるので「+0900 」となる。

【Subject】
・メッセージの件名(題名)を表す。

【Return-Path:】
・メールの送信元へのリターンアドレスを表す。
このヘッダーで表示されるアドレスは、From:やReply-To:のように返信のために使用するアドレスではなく、メール配信エラーのために使われるアドレスになる。

【Received:】
・メールが配送されたルートを表す。
・確認方法は下から上へ。
・主な意味は以下の通り。

 「from」:どの配送システムから配送されたかを表す。
 「by」 :どの配送システムが受け取ったかを表す。

【Message-Id:】
・メール1通ごとにふられたユニークな番号。

【Reply-To:】
・受信したメールに対して返信をしたときには「From: 」に表示されているメールアドレス宛に送信されるが、「Reply-To: 」でメールアドレスを指定すれば、
そのメールアドレス宛に返信される。

【In-Reply-To:】
・送信元のメッセージID。

【Errors-To:】
・何らかのエラーが発生した場合に、指定したメールアドレスにエラーメッセージを伝えることができる。

【MIME-Version:】
・MIME(マルチメディア・データを扱うためのファイル形式)のバージョンを表します。現在はVersion1.0しか無い。
(Multipurpose Internet Mail Extensionsの略)

【Content-Length】
・メッセージ本文の大きさを表す。
・サイズは10進数表記のバイト数で表示される。

【Content-Type:】
・メッセージ本文の種類を表す。
・種類にはText、Image 、Audio 、Video、Application 、Multipart 、Message がある。
例えば「text/plain」とは通常のテキストを表す。

【Content-Transfer-Encoding:】
・どのような方法でエンコードされたかを表す。

 例)Content-Transfer-Encoding: 7bit             (エンコードなしの通常の7bit形式メール)
 例)Content-Transfer-Encoding: base64        (MIME(BASE64)でバイナリーをASCIIテキストに変換)

【Organization:】
・基本的に送信元が何の組織(グループ)に属しているかを送信元側で指定した場合にあらわれるヘッダー。
インターウェイでは「オプション」で任意の文字列を指定できる。
メールソフトを使ってメールを送信した場合、メールソフト上の設定を反映する。

 例)Organization: NIFTY SERVE

【X-UIDL:】
・POPサーバーが届いたメールを区別するために、メールごとに自動でつける場合がある。

【Encrypted:】
・暗号化情報。

戻る