[ Windows95/98/98SEでのEMS確保 ]

DOS版JW_CADで "データ容量が大きすぎます" と 表示された時は
EMSメモリーの確保コンベンショナルメモリー を増加する必要があります.
ここでは EMSメモリ確保について記載します.

USB接続のフロッピー, ULTRA ATA-66/100カード, SCSIカード, ビデオキャピチャ-, 内蔵LANのWake-Up機能がサポートされている
機種ではUMBを使用している機種が多いです.
この UMB をUSB BIOS 等で使用されるため EMSメモリ を確保する事ができない機種が殆どです.
WinME, Win2000, XPでは UMB の空きが連続 64KB ないと確保する事ができません.
EMSページフレームは この UMB を使用してページ制御をしています.

参考のCONFIG.SYSを記載します.

[CONFIG.SYSの例]
device=C:\WINDOWS\himem.sys /testmem:off
device=C:\WINDOWS\EMM386.EXE 2048 RAM X=A000-CBFF M5 <--ここ
devicehigh=C:\WINDOWS\biling.sys
devicehigh=C:\WINDOWS\jfont.sys /p=C:\WINDOWS
rem devicehigh=c:\dispv\vesapat.exe
devicehigh=C:\WINDOWS\jdisp.sys
rem devicehigh=C:\DISPV\DISPVA.EXE /vm=102 /HS=OFF
devicehigh=C:\WINDOWS\jkeyb.sys /106 C:\WINDOWS\jkeybrd.sys
devicehigh=C:\WINDOWS\kkcfunc.sys
devicehigh=C:\WINDOWS\COMMAND\ansi.sys
SHELL=C:\COMMAND.COM C:\ /P /E:1024
dos=high,umb
FILES=40
BUFFERS=22

補足) 2048 : 16KB EMSメモリー確保
補足) M5 : D000 : EMSメモリー確保時に使用するフレームアドレス指定です.

M6 : D400
M7 : D800
M8 : DC00
M9 : E000

Mx
ページ フレームのアドレスを指定します。x の有効な値は 1 〜 14 です。次の
一覧では、それぞれの値と、値に関連付けられた基本アドレスを 16 進数で示し
ています。

1 => C000h 8 => DC00h
2 => C400h 9 => E000h
3 => C800h 10 => 8000h
4 => CC00h 11 => 8400h
5 => D000h 12 => 8800h
6 => D400h 13 => 8C00h
7 => D800h 14 => 9000h

10 〜 14 の値は、512KB 以上のメモリがあるコンピュータでだけ使用して下さい.

FRAME=アドレス
ページ フレームのセグメント ベースを直接指定します。ページ フレームに特定
のセグメント ベース アドレスを指定するには、FRAMEスイッチを使ってアドレス
を指定します.アドレスの有効な値は、8000h 〜 9000h 及び C000h 〜 E000hの範
囲で、400h ごとの値です. EMS メモリを確保し,ページ フレームを無効にするに
は、FRAME=NONE と指定することもできます. ただし、この設定では、正常に動作
するために EMS メモリを必要とする一部のプログラムに問題が起きることがあり
ます.

補足) X=A000-CBFF : ビデオボードが使用しているリソースです.
使用している部分をEMM386.EXEに教えています. 又, SCSIカード等でも使用
しているリソースがある場合は指定してください.


[EDITコマンドを使用したCONFIG.SYSの変更方法]

@ CONFIG.SYSのバッチファイルを変更します.
A スタート->ファイル名指定で実行->COMMAND.COMを入力して OK をクリックする.
又は スタート-->プログラム-->MS-DOSプロンプトをクリックする.
B EDIT△C:\CONFIG.SYS と入力して Enterキーを押してください.
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<--- ここがファイルがあるフルパスとファイル名
を指定してください.

補足) △は半角スペースキーです.

[ EMSメモリの確認方法 ]
@ 確認方法は スタート->プログラム->MS-DOSプロンプトをクリックしてください.
A すると C:\WINDOWS> と 表示されますので MEM と入力して ENTERキーを押して
   ください.
B すると 下記のような内容が表示されますので確認してください. "ここが大事" の
   部分が表示されていたらEMSメモリは確保できていますので問題ありません.

メモリの種類 合計 使用 空き
---------------- -------- -------- --------
コンベンショナル 640K 92K 548K
上位 67K 67K 0K
予約済み 0K 0K 0K
XMS メモリ 64,381K 609K 63,772K
---------------- -------- -------- --------
全メモリ 65,088K 768K 64,320K

全 1MB 未満メモリ 707K 159K 548K

全 EMS メモリ 63M (66,011,136 バイト) <-- ここが大事
空き EMS メモリ 16M (16,777,216 バイト) <-- ここが大事

最大実行可能プログラムサイズ 548K (560,928 バイト)
最大空き上位メモリブロック 0K (0 バイト)
MS-DOS はハイメモリ領域に常駐しています.
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屋久島 (((( コンピュータプランニング
トンボ ヘヘ;
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三角徳弘
N.Misumi
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